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  • 2014.03.21 Friday
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辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」を読みました


辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」を読みました。第142回直木賞候補作。読んでいて
思いました。もやもやする。明瞭なサスペンスなんてないかと自嘲するんですが、もやもや
が止まりませんでした。
標語風に言えば、stop the もやもや!そのまんまか・・・。


            

題材はいい。人間描写もいい。斬新ではないけれど切り口もいい。でもやっぱりもやもやし
ました。そう言えば、最近の日曜日の午後7時はテレビ東京の「モヤモヤさまぁ〜ず2」が
お気に入りだ。あの深夜番組風の空気の漏れた感じが好きだ。ゴールデンなのにお金が
まったくかかっていない安っぽさが好きだ。自由が多いほどにキャラが生きている。

とか言いながら、話は戻って、この本はたぶん荒削りだ、と思う。荒削りの方が、丸くおさ
まっているよりも面白いんだけど、もったいないなと思う作品でした。最後まで面白く読ん
だけど、果たしていい本だったか自問自答しちゃうような感じでした。

ここまで言って恐縮ですが、あらすじは、幼なじみが母親を殺して逃げた。誰もが羨むほ
ど仲が良かったあの親子に一体何があったのか。
母親を嫌い、地元を嫌い、過去を捨てるように上京し幸せな結婚生活を送っていた主人公
みずほは、あることに思い至り、逃げ続けるチエミの行方を追う。
第一章はみずほの視点で、第二章はチエミの視点で描かれている。


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吉田修一『パレード』を読んで

 
吉田修一の『 パレード 』を読んでみました。

今年かなりのハイペースで読んでたんで、いい本に出会えても、それがいい本だと自覚
できなさそうな自分を危ぶんで少々控えめにしておりましたが、『 横道世之介 』が忘れら
れず、同作家様の『 パレード 』を読んでしまったわけです。

ちなみにこの作品、映画化されているらしくキャストもなかなかなんですよ。

で、あらすじは、都内の2LDKに暮らす男女4人の若者達。本音を明かさず、「本当の自分」
を装うことで優しく怠惰に共同生活を続けていく。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に
小さな波紋が広がり始める。
 
本は共同生活者5人の視点で順番に語られ続ける方式なんで、展開はスピーディーで飽き
ることがない。5人のキャラもしっかりしてる。あらすじでは、共同生活を送る人間たちの暗さ
をフィーチャーしてるけど、内容はそんな重くなくて結構面白い。この手の本のエンディング
はマンネリなんだけど、それもきっちり裏切ってくれてる。でもエンディングだけ考えれば、
好き嫌いはあるかも。僕は好き。って言うか、マンネリ方式は嫌いだから、嫌いじゃない。

この本のお勧め度、ラーメン二郎立川店よりマシマシ。。。


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東野圭吾、『新参者』、読みました


東野圭吾さんの『新参者 』を読みました。

これってドラマ化するそうですね。ドラマのための書き下ろしみたいな本ですよ。

                                  

あらすじは、東京の下町でひとり暮らしの女性が絞殺される。この事件に立ち向かうのは
日本橋署に赴任したばかりの刑事・加賀。この事件を軸に、人情深い下町の人間臭さを、
加賀が面白おかしく引き出しながら事件を解いていく。話の中で加賀は言う。「事件の捜査
もしていますよ。でも、刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人
がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探し出すのも刑事の
役目です」。果たして加賀はこの人情深い町の中に犯人を見いだせるのか。

そんな感じでした。読み始めたとき、これって本当に東野圭吾?って思いました。僕の知
ってる東野圭吾はもっとドキドキハラハラさせる本を書く人だったので、驚きとともに新た
な一面を見つけた喜びを覚えました。軽いタッチで「東野圭吾らしさ」を裏切った作品で、
読みやすくユーモアたっぷりの本でした。だから「らしさ」を求めちゃうと後悔するかも。

無理して難癖を付ければ、殺人事件にストイックに立ち向かってほしいんだけど、人情味
を加味しすぎて本題の殺人事件がブレちゃうんですよね。でも、いい本だと思いますよ。


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本のレビューを偉そうに書いてます


生意気にもこのブログで僕は本のレビューを書いている。レビューと言うか、どんな本か
大雑把に紹介してるだけで、面白い、最高だ、それほどでも、暇ならば、とか恐ろしくも
あいまいだ。

で、他人のレビューと言うやつを読んでみた。すげえ具体的で、レビューだけでドキドキ
して、読みてえ、そう思った。

でも、いったいレビューって何なんだ?とも思った。たとえば、ヨーロッパで一大ブームを
起こしたデザート「ヒッポートルテ(仮名)」が日本で発売され、それを記念してグルメな著
名人たちがこの「ヒッポートルテ」を試食したとしよう。著名人たちは口を揃えて、このヒッ
ポートルテをこう評するんだ。

濃厚なチーズのコクと、ミントの爽快感のバランスが絶妙で日本人の口に合うと。

それを聞いたデザート好きな女性がこのデザートに飛びつくのだ。そしてこう思う。

「ホントだ、チーズが濃厚なのに、重くなってないのはミントが上手に使われてるからだね」

と。そして実は口に合わなくても合ってるフリまでしやがる。そう、誰かの感想を聞いてから
の体験こそ、新発見はなく、先入観の検証や確認にしかならないのだ。

つまり、本の具体的なあらすじをなぞっちまうようなレビューを読んでしまうと、あなたが
その本を読むとき、無意識にそのレビューの確認作業を続けていってしまう恐れがあるん
です。だから、僕は言いたい。僕のブックレビューは全然具体的じゃないけど、そのほうが
先入観を植え付けなくていいんじゃない。見事な正当化です。

実は「横道世之介」のあと重松清の「再会」と中村啓の「霊眼」を読んだんだけど、途中で
挫折してモヤモヤしているんで勝手に八つ当たりさせていただいております。

晴耕雨読、そろそろ雨が止みそうな気がします。


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吉田修一の『横道世之介』が好きです


吉田修一の『横道世之介』を読みました。

爺や、世之介と友達になりたいのです(僕の中のお嬢様魂が叫ぶ)

おふくろ、どこへ行ったら世之介に出会えるんですか(僕の中の尾崎豊魂が叫ぶ)

世之介、どこやどこにおるんや〜〜〜(僕の中の浪速恋しぐれ魂が叫ぶ)

で、普通に僕は思う。世之介と呑みたい、奢るから呑みたいのだ。実は世之介は僕の
大学の先輩だったりする。たぶん。そんな魅力的な世之介が満載なこの本は、言葉遣い
がウマくて、話の展開の仕方も巧みで、面白くて吸収力抜群の本です。面白い本を探して
る人が10人いたら10人におすすします。勝手に表彰状ものです。しばらくこんないい本
に出会えない気さえします。

               

あらすじは、って言うかなぜかプロフィール。横道世之介。長崎県生まれ。限りなく埼玉に近い
東京に上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れない
お人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている、そんな
「いそうでいない大学生」。特技ではないがサンバを少々踊る。なんだか、いい奴。


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山下貴光『屋上ミサイル』を読んだぞ


第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、山下貴光さんの『屋上ミサイル』を
読んでみました。

                                     


あらすじは、大統領がテロ組織に拉致監禁されるという事件がアメリカで発生・・・。
しかし、彼らにはもっと重要なことがある。美術の課題のため屋上にのぼる辻尾アカネ。
そこで、不良・国重嘉人、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ
平原啓太と出会う。彼らは屋上への愛情が共通していることから、“屋上部”を結成する。
屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、女子高生ストーカー事件、殺し屋との
遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた。

この本を読んで思った。面白い。そのセンスを分け与えてほしい。キャラは確立してるし、
舞台設定も面白い。会話部分もよく出来てるし、構成もいい。うんうんエンターテイメント。
あまりに面白すぎてエンディングへのハードルをどんどん高くしてしまうと危険だ。

読み終えて思った。この本はミステリーなのか?
−−−あっでもモーニング娘師匠が「恋はミステリー」って歌ってたんで、そういう意味で
はミステリー枠に入ってるかも。山下貴光さん、お替わり希望します。



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柚木裕子『臨床真理』はお下品だ?


はい、今年15冊目は第7回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞作柚木裕子さんの
『臨床真理』です。別名、藤木裕子さんの『臨床真理士』とも言うらしい。


                  

あらすじは、臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という青年を担当
することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、
美帆に心を開こうとしなかった。美帆は司の治療のためにも、少女の自殺を調査しようと決
意する。美帆は、かつての同級生で警察官の栗原の協力をえて、福祉施設で何が起こっ
ていたのかを探り始める。しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。

賛否両論ある作品です。取材不足は否めず、偏見とかラストの描写も少し興ざめしちまう
かもしれないっすね。ただエンターテイメントとしてはいいと思いますよ。エンディングに岩崎
宏美の『聖母たちのララバイ』とか流れてきそう。だから、そのお気楽さで読むといいのね。
大賞受賞作だからって、ちょっとハードル高くして読んじゃうと失敗するな、B級の良さだよ。
変な部分だけリアリティーを求めちゃうのはいけないと思います。まあこの作品を読んで後
味の悪さを感じる人、多いと思います。賞を取りあげま賞。


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塔山郁『毒殺魔の教室』を読んで


塔山郁『毒殺魔の教室』を読んでみました。『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回
優秀賞受賞作です。


                   

内容は、男子児童が教室内で毒殺される。加害児童は、三日後に同じ毒により服毒自殺を遂げ、
動機がはっきりとしないままに事件は幕を閉じた。そのショッキングな事件から30年後、ある人
物が当時の事件関係者たちを訪ね歩き始めた。ところが、それぞれの証言や手紙などが語る事
件の詳細には微妙なズレが。やがて、隠されていた悪意の存在が露わになり始める。

出演は、蓬田美和(江川紹子)、仙石夏実(沢尻エリカ)、米盛圭吾(酒井法子の旦那)ほか。
()内は僕が勝手にイメージしちゃった有名人。最後まで拭えなませんでした。

正直、湊かなえの『告白』を読んだことがあると、類似点が気になってしまう。パクってるわけじゃ
決してないんだろうけどね。偶然の不運ってやつか。でも、よく練られているなと感心してしまい
ました。目新しさはないけど、意外性もあるし、この緻密な計算と構成は『告白』以上ですね。
読みやすさでは『告白』を、深さでは『毒殺魔の教室』をおすすめしたい、そんな感じです。


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白石一文『ほかならぬ人へ』の読書感想文


平成22年、第142回直木賞受賞作品である白石一文の『ほかならぬ人へ』をじっくり読まさ
せていただきました。

               

内容は、恵まれた境遇にありながら家族への愛や執着が希薄な人間にとって、大切なものは
いったい何か、恋愛の本質とは何か、そんなことをテーマにした作品でした。

さらっと読めちゃう分さらっと記憶に残らない本でした。ハッキリ言いますが、愛の本質に挑む
作品ならば、たった200ページ弱で語ってほしくはないのね。薄っぺらなんだよ。白石さんの
言いたいことはわかる、でも小説なんだからその言いたいことを上手に溶かして読者の心に
深々と刻んでほしかった。体の表面だけ温まったって体の芯が温まらなければ意味ないぜ。
でもこれが直木賞取っちゃうんだから僕の読み方が薄っぺらなんだろうね。恋愛ってそんな
に難しいものなんかな。あんまり恋愛は難しいって押し付けないでほしいね。

この本を読んでたら、石川と書いてtomと読んじゃう本を再読したくなった。そっちの方がおす
すめだ。でも題名が思い浮かばない。。。


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池井戸潤の『鉄の骨』を読んで


池井戸潤の『鉄の骨』を読んでみましたぞ。


かたーーーいっ!!!


おっと失礼。これは池井戸潤じゃなくてスピードワゴンの井戸田潤のギャグをパクってしま
いました。かたじけない。おかまいなく。

しかもこの本を撮り鉄の待ち時間に読んでいたもんだから、ワタクシの周囲にいた鉄の同業者
たちも、なんだあれは新しい鉄道の本か、鉄のバイブルなんじゃねえのか的な尊敬のまなざし
でワタクシを見てたとか見ていなかったとか。。。


               

内容は、そんな世間様から疎外されがちな鉄ヲタの話ではなく、中堅ゼネコンの若手社員が
談合を仕切る業務課への異動から始まる。ゼネコンの「常識」である談合、悪いことだと
わかっていても、業界、さらには日本全体には必要なものだと思い始める。
若手社員の眼を通して総額2千億円になる地下鉄プロジェクトへの熾烈な争いが・・・。

普通に面白かったぞ。話の展開もわかりやすいし、終わり方も心地よさを覚える。ゼネコン、
談合、いままでよく知らなかったものもスムーズに読み手に受け入れさせてくれる。
社会人になったころを思い出しちまいました。ちょっと青臭い感じもあるけど、サラリーマンを
垣間見れるいい本かもしれません。

ちなみに、僕がサラリーマンを継続できる支えになった言葉は、
「我を通したいんだったら金払え」です



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