ワタクシ、怒っています。夏の旅行で航空会社が起こした事件に怒ってるんです。
それは帰りの便で起こったんです。ワタクシが座ってたのは通路側の席でした。窓際の
席を嫁に取られたからです。
ちょうど機内食が終わり、客室乗務員が機内食のトレーを回収していました。ワタクシの
トレーが回収され、他の乗客のトレーを回収中でした。
そんなとき、突然ワタクシの目の前をひらりひらりと何かが舞い落ちてきて、ワタクシの腕に
そのキラキラ光るものが水滴とともに着地したんです。
客室乗務員の慌て方でそのキラキラひらりひらりが機内食のアルミの蓋であることに気が
つきました。ワタクシの長袖Tシャツの二の腕から袖にわたる部分にはトマトソースが
べっとりだったんです。
普通ならここで怒るのかもしれませんが器の大きいワタクシは動じませんでした。
客室乗務員はすぐにワタクシのトマトソースに塗れた長袖Tシャツを脱がせ、
「洗ってまいります。少しお待ちください」と言ってギャレーに走ったんです。半袖で
寒そうなTシャツ姿のワタクシは残されました。航空会社の言う少しお待ちくださいの「少し」は
1時間程度でした。寒かったです。風邪を引いたらどうするんだ、そう怒りそうになりました。
しかし、ワタクシの器がそうさせませんでした。
しかし、あることに気がついて、ワタクシは顔を赤くして異常に苛立ったんです。
客室乗務員が汚したワタクシの長袖Tシャツは行きの便で着用し、ホテルでの就寝時は
直肌で7日間通して着用し、その間洗濯されることはなく、つまり客室乗務員が手にして
洗っているだろうシャツはワタクシの体臭がこんもりしていて、それをうら若き女性に洗わ
れていたんです。
これははずかしめです、侮辱です。ワタクシ、怒っているんです。恥ずかしくて文句を言うことも
ままなりませんでした。
袖口にはよだれの形跡もあったかと思われます。。。
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